後から申し込んだ人に契約されて事件
「先に申し込みしたのに、後から申し込みをした人と契約された!」と怒りの電話をかけてきた人がいた。
申し込み順に入居が優先されるのが基本だが、入居審査の結果によっては、後に申し込んだ人が選ばれてしまうことがある。
この場合、どちらに貸すかは大家に決定権がある。つまり、先に申し込んだあなたを審査NGにして、後の人を合格にしているにすぎないのだ。
大家は、入居審査でなぜNGかということをあなたに説明する義務もないし、申し込み順に契約しなければならないということもないから、その決定を借り主側がくつがえしたり、理由を追及することはできない。
また、すでに申し込み金を入れていたとしても、同様のことが起こりうる。
申し込み金とはあなたが借りる意思を表したにすぎず、かならず契約できるということを約束されるものでははい。
「部屋を押さえておくから申し込み金よこせ」という不動産業者もいるが、もう1人候補がいた場合、まったく意味がないので注意したい。